臨床研修センター センター長あいさつ

楽しく充実した臨床研修を九州歯科大学で

歯科医師臨床研修は2007年に必修化されましたが、厚生労働省では制度をより充実したものにするために、5年ごとに見直され改善されています。九州歯科大学附属病院では臨床研修制度の改定に対応するのはもちろんですが、目まぐるしく変化する社会に適応できるよう、将来を見据えて研修プログラムを毎年ブラッシュアップしています。

わたしたちが提供する研修プログラムは大きく分けて2つあります。一つは当院での単独型研修(プログラムA)で、もう一つは当院と協力型(Ⅰ)臨床研修施設での複合型研修(プログラムB)です。国内の歯学部・歯科大学に類を見ない11階建ての歯科病院という恵まれた環境と熱意のある指導スタッフ、そして協力を惜しまない多くの患者さまという物的・人的環境に恵まれていることで、歯科医師としての第一歩を踏み出すには、最良の環境であると思っています。また、協力型臨床研修施設は、九州から関東までの広域にわたり、それぞれの施設で熱意にあふれた指導歯科医が指導しています。

診療を指導する指導歯科医とは別に、精神面や健康面でもサポートする「メンター制度」も導入し、一人一人に対してきめ細やかなフォローアップを心がけています。研修歯科医同士だけでなく指導歯科医との交流も盛んで、大きな病院にありがちな人間関係の希薄さはありません。

九州歯科大学は2014年に創立100周年を迎えました。附属病院は大正7年に完成し、その後西日本地区の歯科医療の中核を担ってきました。九州歯科大学附属病院は「高度な専門性を持った歯科医師を育て、地域の歯科医療の中核病院として、最高水準の医療を行います。」という基本理念のもとに、全国の歯学部・歯科大学の卒業生を臨床研修歯科医として多数受け入れています。

 卒直後の数年間はとても大事な時期で、この数年間をどのように過ごすかにより、プロフェッショナルとして目指す方向性が決まります。当院を基幹とする体制で経験を積む研修は、必ず歯科医師として活躍する際の貴重な礎となります。かけがえのない仲間とともに楽しく充実した臨床研修を開始してください。九州歯科大学附属病院のスタッフ一同、臨床研修歯科医師の皆様を歓迎し、応援します。  

                               臨床研修センター長 吉岡 泉                               

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